橋は変わった。若宮橋

実家の近くにある若宮橋。

幼いころは幅50cmぐらいの板2枚を並べて、自転車転がしてすれ違うのは困難なほどのものだった。
乗ったまますれ違うのはもっと困難である。バランスを崩せば川に落ちるのは間違いない。

この橋はしばしば台風で流された。そうすると万年橋へと遠回りしないと中学校に行けない。

その若宮橋は2015年の台風で被害を受け、2016年には頑丈な橋に作り替えられていた。市の予算としても毎年のように修理費をかけるのは長い目で見て得策ではなし、住民の要望もあり頑丈な橋にしたほうが良いと判断したのだろう。

2015年9月入西地区側からみた写真
2015年9月入西地区側からみた写真
2016年3月 入西地区側から見た写真
2016年3月 入西地区側から見た写真

古いほうが趣があって好きではある。横に渡した板の間には隙間があり、川が見える。

夏場で水量が多い時はこの橋の上から飛び込んで遊ぶ子供たちを見かけた。

その昔は竹竿に釣り糸をつけ、川底の意思の裏の川虫を餌にして「流し釣り」という釣り方で釣っていた。
川下に向かって、竿を水面につけ竿を持った手を前後に振るだけである。手を後ろから前に出すときに、魚の目からすると川上から餌が流れてきたように見えるのであろう。ハヤと呼ぶ魚が良く釣れた。
引っ張った瞬間の重みとその後のブルブルとする感覚がなんともいえない。

父や叔父は投網を打つことがあった。アユがかかることは少なかったが二、三十匹の魚が取れ、家に帰って剃刀の刃で腹を割き、ワタを取って母が天ぷらにしたのを食べたものだった。中から浮袋が出てくる。

その後開発で水質は悪化し、水量も減り汚い川になった。近年は再びきれいになり、ビオトープとして野鳥を集めたりしているようである。

高麗川ふるさと散歩道(埼玉県坂戸市)
https://www.city.sakado.lg.jp/soshiki/38/318.html

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